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【金曜】藤崎敏郎「失敗するチャンスを奪うな!」

2015.11.14

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※日曜日から金曜日に移動しました!

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多くの成功者は、失敗を失敗と思っていないようです。失敗を次の成功へのステップだと思っているのです。これは、失敗から学ぶことが多いこともあるし、かつ、失敗しないと分からないこともあるからです。失敗の数だけ成功につながると成功者は思っています。

例えば、上司が部下を失敗させたくないという気持ちが強すぎると、チャレンジさせないことになります。もしくは、何から何まで「言うとおりにやれ」とコントロールしてしまうことになるでしょう。これだと、部下は達成感もないし、部下自身が考えて行動するチャンスを奪っていることになります。部下指導においては部下の失敗するチャンスを奪わないことが、上司の心がけることの一つなのです。

失敗するチャンスを数多くもらった人ほど成長できます。もちろん、上司から与えてもらうケースもありますが、そのチャンスを自分で獲得しようとする人もいます。そのような部下の意欲を潰さないことが上司の役割なのです。例えば、部下のやりたいことが80%くらいの成功率だと許可を出す上司がいるかもしれません。その割合をどこに置くのか、上司のさじ加減になります。100%の成功率でないと許可を出さない上司の下では部下は育ちません。自立的に仕事をしようとする部下は育たないでしょう。新しいことにチャレンジできないので、前例踏襲の同じことばかりを続ける部下ばかりになります。50%くらいの成功率だと許可を出す上司もいるかもしれません。上司もヒヤヒヤしながら、部下の仕事ぶりを見ることになるでしょう。そして、ある時は、10%くらいの成功率しかないけれど、部下にチャレンジをさせる上司もいるかもしれません。このようなケースこそ、失敗が次の成功のステップになるのです。偉大なる失敗と言われるような伝説を持った社員ほど出世しているケースがたくさんあります。

大企業になったセブンイレブンも日本での創業は失敗の連続でした。鈴木敏文現会長が、アメリカ本社と契約してやっと入手した膨大なマニュアルのレベルが低くて全く役に立たなかったのです。このマニュアルを使えばうまく運営できるという方針は大失敗でした。この大失敗から、自分たちで何とかしようと日本独自のセブンイレブンの運営システムとマニュアルを開発したのです。だから、ナンバーワンのコンビニチェーンになれたのです。失敗するチャンスを創業者の当時の伊藤雅俊社長が与えてくれたからなのです。そして、現鈴木会長の失敗から学ぶ姿勢があったからなのです。

今回の格言は「部下の失敗するチャンスを奪わないこと!」

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株式会社パートナーズリンク社長 藤崎敏郎

元セブン&アイグループの本社スタッフ。その後パチンコチェーン店に入社。機械担当部長、営業部長として勤務する。その後、人事コンサルタントとし て独立。社員研修と人事コンサルティングで日本各地を飛び回っている。これまでに教えた受講者は10万人以上。業界誌にも複数連載し、ナンバー1社員研修 講師と言われている。取得資格:キャリアコンサルタント、販売士1級、社労士、米国NLPマスタープラクショナルコース修了、トレーナーコーチ、メンタル ヘルスマネジメント2級、宝地図ナビゲーター、レイキティーチャー、エネルギーマスターなど

http://p-link.co.jp/index.html(ホームページには各誌の書いた原稿を掲載中)

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