ユーザーから取り続ける営業は正義なのか、これからの「甘デジ」運用を考える<2>

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ホールの利益と
ユーザーが求めるリターン

ここで気になるのは「どうしてホールでの甘デジ運用が辛いのか」。実際に遊技機の運用を行う、とあるパチンコホールのA店長に、匿名を条件に聞いてみた。

同氏は甘デジが辛い運用になってしまうのは、遊技機の運用優先度によるという。甘デジは初当りの軽さで投資金額が少なくなり、どうしても売上が取れない。一方でハイミドルならば319という確率上、投資金額は増加、長時間の遊技となる。抜きすぎれば稼働は低下してしまうため、必然とハイミドルの運用は優遇される。

甘デジすべてが辛いわけではなく、一部例外がある。甘デジの本来の役割は時間消費を目的とした側面が大きいが、高い射幸性を伴った甘デジは例外対象だ。

射幸性を持つ甘デジはハイミドル機種同等に、ユーザーから出玉を目的として打ち込まれる。ユーザーから搾取し続けるいつもと同様の運用では稼働は飛んでしまう。そのため甘デジコーナーではなく、機種単位で運用を変えるいった流れだ。この動き自体は、バカボン甘やレールガン甘になって始まったものではなく、2021年4月に導入された「大工の源さんLight ver」から始まっていると同氏は分析している。

これらの高射幸甘デジ込みで辛すぎる運用を続けるホールが多く存在するからこそ、パチンコライターでさえも辛すぎると感じるのではないだろうか。 しかし、多台数機種と比較すれば圧倒的に少ないのが甘デジ。その分ホール内での売上も少ないこともあり業績に与える影響は小さい。これも甘デジの運用が軽視される要因の1つだろう。

とあるホール店長Aさんの意見

甘デジの運用が辛くなってしまうのは、やはり運用優先度の違いです。多くのホールでも同じような順番だと思うのですが、4円貸しで考えると海、メイン機種、ハイミドル、ライトミドル、甘デジの順で力を入れていると思います。稼働が高い機種の運用に力を入れるのは当たり前で、必然と順番が落ちてしまうんです。

甘デジは1円貸で抜群に動くので、4円で使えなくなったとしても、低貸に移動して、3年間使い切るイメージで運用しています。売上面でハイミドルと甘デジを比較したとき、ざっくり計算でも3倍前後違います。売上の低い機種に力を入れたとしてもなかなか採算が合わなくなってしまうワケです。

やはり甘デジですから、どうしても初当りが軽いため、投資金額も浅いですよね。だったら初当りの確率の低いハイミドルタイプで長くお客さまに遊んでもらった方が、という考えになってしまうんです。

仮に、車のディーラーで考えると分かりやすいです。クラウンやランドクルーザーのような高級車って、値引きの幅が大きいですよね。でも軽自動車って思ったよりも売値に近いままです。そこはどの業界でも同じ真理だと思うのですが、売上が安いものを低い利益率で売るよりも、高いものを優先して売っていきます。

一方で、最近出てきたバカボンやレールガン甘はそもそも「甘デジ」とは違うと思っています。甘デジの役割って朝から座ってハイミドルタイプの様に「よし、今日は1日コイツを打ち込むぞ」と意気込むより、ちょっと時間をつぶすためのタイプですよね。ですが、上述したような2機種の目的は、狭い間口を超えた先のRUSHを目指すワケです。射幸性があるからこそ打たれる機種なので、甘デジと完全に目的が違います。甘デジコーナーの機種として考えるのではなく、機種単位での運用を考えるべきだと思っています。

もし、時間を潰すためのパチンコから、打つ目的のある甘デジ機種が登場してくれれば全国のパチンコホールでも運用方法が変わってくるのかな、と思うところはあります。これらのことを合わせて考えると甘デジの考え方の根幹には、お客さまのほしいリターンとパチンコホールがほしいリターンがマッチングしていないことで、お客さまから納得のいかない状態が生まれてしまっているのかもしれません。

写真はイメージです。

 広告宣伝費用として
これからの甘デジ運用を考える

ユーザーがパチンコホールに求めることは投資金額に対する出玉だが、パチンコホールも売上を確保できなければ営業を続けられないことは至極当然のことである。毎日甘く運用を続けることは難しいが、例えば特定期間だけ辛い運用をやめ、一種の広告宣伝費のように甘デジを運用するのも1つの手ではないだろうか。

大型連休には、遊技頻度の低めのユーザーの来店も見込める。そのユーザーたちの機種の選択候補として有力なのは、やはり投資が少なく済む甘デジとなる。そんな中で「当たらない、回らない」といった経験をしてしまえば、足を運んだ店に行かなくなるどころか、今後パチンコをしなくなる可能性すらある。これではせっかくの機会が水の泡になってしまう。甘デジの運用を甘くした場合、薄利となってしまうが、大当り経験を新しく来店したユーザーにさせて、連休以外にも来店するユーザーに転換も可能なのではないだろうか。

一時的な甘デジユーザーから、常連のハイミドルユーザーになれば取れる利益は必然と大きくなる。つまり将来的にお店のユーザーを育成するためのキッカケ作りを行い、広告宣伝として甘デジを運用するのも1つの手法だ。 パチンコホールが長年にわたり培い確立してきた運用ノウハウや、運営方針は確かなものがある。しかし、甘デジが射幸性を持ち、変わり始めた今、改めて自社の運用を見直す必要性があるはずだ。

 

 

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