ピデアな男 大野健吾(オゼック国分寺北口店 店長)

2020.01.08 / 連載

駅前開発が進む学生街のJR国分寺駅。そこから歩いて5分のオゼック国分寺北口店は、パチンコ175台、パチスロ152台の中小規模店舗でありながら、たしかな支持を得ることができている。
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駅前開発が進む学生街のJR国分寺駅。そこから歩いて5分のオゼック国分寺北口店は、パチンコ175台、パチスロ152台の中小規模店舗でありながら、たしかな支持を得ることができている。
大野店長が赴任する一年半前は、決して良い状況ではなかった店舗だが、スタッフ一人ひとりに思いを伝え、内部から変化をしていった結果、業績は向上した。何がそこまで変わったのか。

「ここでだったら気持ちよく負けられる」
というような納得感のあるお店が理想。

PiDEA編集部(以下略編)まずは業界歴から教えてください。

大野健吾店長(以下略大) 18歳で業界入りしたので、業界歴は13年くらいです。高校卒業後アルバイトとして1年半働いてそのまま社員になりました。

編 その時からこの会社に?

大 そうです。僕、高校3年間サッカーをやっていて、引退してから居酒屋でアルバイトをしていたのですが、その時が時給900円くらいだったんです。頑張って月10万円いかなかった。それがパチンコ店だと、1200円くらいだったので、13.4万円くらいいって「これはなんだ?」と思いました。きっかけは時給でしたが、長く働いているとお客さまと接するのが楽しかったのです。

編 こちらのお店はJR国分寺駅から歩いて5分以内ですが、どのような店舗なのでしょうか。

大 学生が多く、お客さまとの距離が近い店舗です。同規模の店舗がグループ全体で5店舗あります。もともとは国分寺で400年続く農家の会社なので、畑に種をまいて水をやって人を育てていくということを社風とする会社です。来店してもらった人には心からのありがとうございますを。業務的ではない、「明日も会いたいので来てくださいね」を伝えています。

編 お客さまと接するのが楽しかったというのは、例えばどんな時でしたか。

大 打たないけど会いに来たとかですね。そういうやり取りをお客さまとしていて、先輩から褒められたりすると嬉しかったです。パチスロはよく遊技していたのですが、業務としては未経験だったので、「(仕事を)これだけ早く覚えてくれて助かるよ」とか。当時の主任が今の私の部下にいるんですが、その人は「当時から人に対して気持ち良くさせるのが上手かった」と僕のことを評してくれます。

編 大野店長の人柄ってどんな方なんですか。

大 自分の気持ちに正直に発言、行動していますね。すごくありのまま。営業的なリップサービスなどはしませんし、お客さまであっても悪いことがあったら言ってしまいます。

編 営業営業していないというか、裏表がない感じなんですかね。

大 自分ではそう思っています。ただ、アルバイトから社員になったばかりの頃、考え方が違う店長の下にいて、その時は毎日怖がりながら仕事をしていたこともあって自分らしさを出せませんでした。

編 どんなことをされたんですか。

大 強い口調で怒鳴られたり、いつも通りの時間に休憩していたら、「何休憩してんだよ」と言われたり。今はその方は会社にいないのですが、実は今でも会ったりしています。

編 そうなんですか。

大 当時は怖かったですが、「あの時はごめんな」などと言っていただけていますので。もう別の会社ですが、この業界にいるので、今でも情報交換させていただいています。
まぁ、そういうこともあって、やめようかなと思っていたのですが、その時に別の店舗の店長が面談をしてくれてこんなことを言われました。「(大野は)入社した時はレインボーオーラだったけど、今は白オーラだぞ。良い空気感っていうのは、気持ち次第で纏えるもんだぞ」と。この時はお客さまとも良い関係を築くことができず、変に社員になったからとかそういうことばっかりを考えていたと思います。自分の色を出していくことを許容してくれて、あれは今の自分にあり方につながっている出来事で自分を成長させてくれたと思っています。

編 自分の色を出せなかったというのは、どんなシーンででしたか。

大 こうあるべきだというルールを押し付けられていた印象です。お客さまにとってベストだろうと思った声掛け行動が、そのルール内にはなかったのです。面談をしてくれた店長が言っていた「レインボーオーラ」はそれも含めて、アルバイト当時にはできていたことだったのかなと今になって思いますね。

編 なんとなく想像ではありますが、大野店長の接客スタイルは〝パチスロ仲間〟みたいな雰囲気だったんですかね。

大 そうですね。従業員とお客さまという関係ではあったけど、「今日はやめて帰った方が良いですよ」とか。その辺も打ち手視点で言えていたんでしょうね。今店長になって、スタッフがそういうお客さまに寄り添った動きができると良いなと思います。寄り添うっていうのは、お客さまのいいなりになるのではなくて、「出なかったぞ」「ごめんなさい」だけじゃ本人も楽しくないですからね。

編 そんな大野店長が目指すべき店ってどんなでしょうか。

大 個人的には台数以上に並ぶ店を作りたいとずっと思っていました。ワクワクするような並ぶ価値のあるお店。これは店長になる前からずっと考えていました。ただ一方でチームとしては、台はどの店も変わらないので、一人ひとりが生き生きと働いて、それに共感してくれるお客さまを集めることです。語弊があるかもしれませんが、「ここでだったら気持ち良く負けられる」というような納得感のあるお店です。僕がアルバイトだった時に会いに来てくれたお客さまがいるような光景がホールのいたるところで起こっているのが理想です。

編 台数以上の並びは作れるようになりましたか。

大 それがですね、僕は1年半くらい前にこの店に配属されたのですが、以前はいわゆる強い日でさえ20人も並ばないくらいで落ち込んでいました。全員が人のせい、業界のせい、近隣店のせい、外的要因のせいにして、「うちの店はこんなもん」というメンタルになってしまっていました。僕はそれを一回やめようと宣言したんです。「もう一回こういう店を作りたいから協力してくれ」と従業員一人ひとりと面談をしました。それに対してみんな積極的に取り組んでくれて、ようやく今年の12月8日に160人の並びが作れて。「朝の並び160人です」と報告を受けた時は鳥肌が立ちました。

編 意識以外にどんな変化があったのですか。

大 従業員のお客さまに対する「絶対来てくださいね!」という声かけの質だと思います。言わされているんじゃなくて、本当に来て欲しいから出る言葉。細かい変化はたくさんありましたけど、本質はここに尽きると思います。

編 気持ちだけでそこまで変わるんですね。

大 結局、何を言うかじゃなくて誰が言うかだと思っています。信用されているこの人が言うから耳を傾けてくれる。積み重ねてきたものもあると思います。変化をうながしても、一週間や十日の期間限定だけでは業績向上は到底無理で、1年半かけてようやくこの環境が作れたのです。この期間はものすごい大変で、何回もダメだと思いました。

 


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