ピデアな男 上村弘(タイキ1333磐田南店 筆頭店長)

2019.11.15 / 連載

今年の10月からタイキの新年度、第48期がスタートした。「大家族創造経営」を掲げ、人の新陳代謝も活発になっている。
そうした動きの中で、...

今年の10月からタイキの新年度、第48期がスタートした。「大家族創造経営」を掲げ、人の新陳代謝も活発になっている。
そうした動きの中で、タイキ6店舗の店長を取りまとめる筆頭店長として29歳の上村弘店長が抜擢された。業界歴はまだ3年で店長歴は2年。キャリアの浅い上村店長が1333台設置の旗艦店を任されたのは、「人の力」で業績を変える力を持っているからだ。

「昔はこうだった」とか、そういう言葉が僕には全然響かない。
僕は自分の信じる道を行きます。自分の人生なので。

PiDEA編集部(以下略編)名刺に筆頭店長とありますが、これはどういうことですか。

上村弘店長(以下略上) タイキが全部で6店舗あるのですが、5人の店長と1人の筆頭店長という形で48期が10月1日からスタートし、新しくできた職位です。

編 次期部長に近い男ということですね。

上 いやいや、そうなれたらいいですね(笑)。

編 今おいくつなんですか。

上 29歳です。

編 29歳で1333台設置の旗艦店を任される筆頭店長とは、どのようなキャリアを積まれてこられたんですか。

上 私は実は業界歴が3年、店長歴は2年しかないんです。派遣アルバイトとしてタイキ豊川住吉店で働いていて、その時の上司にお声がけいただいて社員になりました。当時26歳でした。

編 店長になるまでも早いですね。社員になってすぐに「君、いけるね」となったんですか。

上 お客さまに接するのが楽しくてこの業界に入ったんですが、それをその時の上司に買っていただいたんです。お客さまに誰よりも接しているスタッフとして、会議に参加することがありました。お客さまとお話しすることが僕の唯一の楽しみでもあるくらいです。

編 業界歴1年で店長になって、店長歴2年で筆頭店長になるというのは珍しいケースですね。

上 一番お客さまのことを把握している番頭として、「(お客さまのことは)上村くんに聞けば分かるよ」という雰囲気になったのです。また、会社が変わろうとしている時期ということもあって、新しい人たちの流れをつくろうとしたのです。

編 それが48期ということですか。

上 動きとしてはもっと前からでした。

編 この店舗に来る前は、どちらの店舗で勤めていたのですか。

上 愛知県のタイキ豊橋仲ノ店です。316台設置のパチスロ専門店で、1年間店長を勤め業績を上げることができました。

編 どのようにして業績が上がったのですか。

上 人が人を呼び込む地域密着店ということに特化してまずはやっていこうと。人手不足な店舗でしたので、自分でもホールを走り回って、お客さまとのコミュニケーションを取っていました。僕自身、お客さまとお話することを本当に楽しんでいたので、「仲ノ店コミュニティー」というものを掲げて、スタッフ全員を巻き込んでいきました。

編 地域密着って掲げるお店多いと思いますが、業績を上げられないお店も少なくないと思います。具体的にはどのような地域密着を図ったのですか。

上 今は広告規制だったり、機種も規制がある状況ですので、「自分に何ができるか」という部分をひたすら考えました。機械じゃない、広告じゃない、勝ち負けじゃないところに付加価値を見いだせないかなと。
以前僕が、タイキ豊川住吉店で働いていた時、勝ち負けじゃないお客さまが多数ご来店していただけていました。たくさんお話をする中で、「お客さんって愚痴を吐きたいものなんだな」と思ったんです。怒ってくる人もいるけど、僕はそれすら嬉しく感じてしまうんです。そういうやり取りの中で、信頼関係を築くことができました。僕にとっては「これなんだな」と思ったんです。お客さまとのお話を自分自身が楽しんでいれば、お客さまも勝ち負けじゃないところで会いにきてくれるのではないかと。

編 ちょっと抽象的な説明でしたが、それで業績が上がるんですから不思議ですね。

上 僕は店長としてのキャリアが短く、「営業利益って何?」からのスタートでした。業績が上げられたのは僕1人の力ではありません。業務を専任化して多くの方に協力していただきました。そのおかげで僕はホール中心の業務ができて好きなように動けたという部分は感謝です。
いい接客をしようとするのは大事なことだと思いますが、自然ではないというか。自分もお客さまも自然なコミュニケーションができなくてはいけないと思います。初コンタクトはかなり硬めでも、何か1個の出来事で名前を覚えてもらって、そこから始まっていくように辛抱強くやってないとなれない。僕は自然と出るお客さまの笑顔が嬉しいし、その嬉しいという感情が自然と滲み出ちゃうんですよね。戦略的に考えているのではなく、僕が楽しく仕事をしたいと常に考えていること。僕は常に笑って仕事がしたいというのがモットーですから。

編 仕事って楽しくしようと思っていても、プレッシャーだったりなんだりで、なんだかんだギスギスしがちじゃないですか。そういう風になっちゃったらどうするんですか。

上 ギスギスした環境だったらとにかくふざけるでしょうね。ふざけてスタッフの表情を柔らかくすることがまず先決。ホールに出た時でもギクシャクしているなと感じたらふざけて笑わせて、「その笑顔で」って言います。正面から「お客さまには笑顔で接しましょう」となっても硬いんですよね。そうすると引きつった顔になって印象に残らない。そういう部分じゃない自然体を僕はスタッフにずっと求めています。友だちじゃないけど、それくらいフレンドリーになって、顔を見たら皆が呼び止めてくるみたいなレベル。それは自分だけができていてもダメですからね。

 


続きは11/15発行のPiDEA Vol.159で

 

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