【金曜】東上野グルメ復活! マルハのカルビ丼

2014.12.12 / 連載

復活! 東上野グルメ第2回 マルハ

お疲れさまでございます。辛口コメントが信条の編集部・黒幕でございます。

第2回はマルハのカルビ丼でございます。校了が終わると、無性に丼ものをかっ込みたくなるのでございます。貪るように米を食いたくなるのです。牛丼でも、海鮮丼でも、何でもいいのですが、今回は御徒町駅から徒歩1分のマルハのカルビ丼にさせていただきました。

穏やかに晴れた水曜日の午後1時半、ちょっと遅めのランチタイムにお店を訪れると、20席ほどのテーブルはほぼ無人。「おいおい大丈夫なのか?」と思いつつ、食券で「カルビ丼大盛り」(850円)を選択いたしました。席に着き、待つこと5分。露払い(キムチ)と太刀持ち(みそ汁)を従えて、横綱のごとき存在感の巨大な丼様がお出でになられました。思わず「ごっつあんです」と言いそうに‥‥。

 さて、丼の中は白い飯を覆い尽くすカルビ様。食欲をそそる香ばしい薫りに、思わず唾液をゴクリ。しかし、「ボクはすぐに丼にいかないんですよ」と丼様に対して焦らしっ子ちゃん作戦をとることにしました。まずはいかにもインスタントっぽいみそ汁をひと口すすり、キムチを一切れ。お茶を濁します。まだ、いきません。「そんなに丼食いたかったのか」と店員に気づかれるのが嫌なのでございます。水を飲んで、ひと呼吸。そして、ようやく丼に箸をのばすのでございます。いざカルビを一切れ。「ん?」。歯で切れない。固いのでございます。「まあ、そんな肉もあるよな」と、もう一口。別の肉を食べるも、固いのでございます。食欲をそそる薫り、そして味のよさがお見事なのに。肉自体がメチャクチャ固い。固くしぼった雑巾のよう。クチャクチャ噛まなくてはならず、なかなか飲み込めないのでござます。

お店の看板には「十勝ハーブ牛」やら「彩美牛」を使っていると書かれてあるのですが、目の前にあるのは、何切れ食べても「固くしぼった雑巾牛」。固くしぼった雑巾に、美味しいタレをしみ込ませて、炭火で焼くと、こうなるんじゃないかと思える、大変残念な肉でございました。仕方なしに肉をあきらめ、キムチ丼にして、最後はみそ汁に飯をぶっこんで食わせていただいきました。

この程度で「食べログ」3.52とは、どういうことなのでしょうか。「固くしぼった雑巾牛」のカルビ丼、「黒幕食べログ」では0.1でございます。「二度と行くか」と、心に決めた水曜日でございました。

マルハ 食べログ3.52 (※かなり疑問)

東京都台東区上野5-25-8 御徒町グランディアビル 1F

営業日時

11:00~24:00(L.O.23:30) ※日曜も営業

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