【金曜】東上野グルメ企画復活! 大喜の淡麗ラーメン

2014.12.05 / 連載

復活! 東上野グルメ第1回 大喜

丸2カ月ぶりの本企画復活でございます。ギョーカイで一生懸命がんばっている皆様に、ちょっとでもお役に立てる情報を、できる範囲で発信しようと始まった「東上野グルメ」企画ですが、「あ……」「すんません、忘れてました」「すっかり抜けてました」と連載担当者の旧ペコペコ侍が放棄して以来、落ち続けていました。申し訳ございません。そこで、連載担当を一新してリレー方式で毎週金曜日に掲載させていただきます。第1回の担当は辛口コメントが信条の編集部・黒幕でございます。

冬といえばアツアツのラーメンが冷えた身をポカポカにしてくれます。しかし、たかがラーメンを食うために行列に並ぶのは愚の骨頂でございます。行列なんかつくるからラーメン屋が図に乗るのでございます。たかがラーメン。上野駅前の「一蘭」「トナリ」の行列をみるたびに、「あ〜あ」と思ってしまいます。とはいえ、されどラーメン。復活第1弾は並ばなくても食べられる美味しいラーメン屋さんを紹介したいと思います。御徒町駅から徒歩5分、湯島天神下の「大喜」でございます。

こちらのウリは何と言っても「鶏そば」でございます。黒幕は「特製鶏そば」(950円)を注文しました。食券を買い、店員に渡して待つこと5分。透明のスープに細い麺が浮かび、その上に煮卵、白髪ネギ、ワンタン、鶏そぼろ、鶏チャーシューなどがのった極上ラーメンが眼前にドーン。う、美味そう。

まず、レンゲでスープを一口。鶏の出汁がしっかり出ていてコクがあるけど、キレがあってすごく軽いのでございます。鶏ガラの淡麗なスープが食欲をかき立てます。「もう一口」と思う気持ちを抑えて、細いストレート麺を一口。ツルツルシコシコ。のどごしも美味い! 「うどんはのどで食う」と言いますが、ラーメンも同様でございます。この淡麗なラーメンにのった具のワンタン、煮卵、鶏そぼろなどが心地よい重みを与えてくれます。食べるほどに夢心地。気づけばスープまで飲み干しておりました。

が、この大喜は店がボロい雑居ビル内にある上、店内が汚くて悪臭が籠っているのです。何の臭いかといえば、鶏ガラを下ごしらえするときに出る悪臭だと思われます。千駄ヶ谷のホープ軒に行ったことがある方は分かると思いますが、あそこは豚骨処理が雑で悪臭が土地建物にしみ込んでいますよね。あんな感じの鶏バージョンの悪臭が鼻をつきます。敏感な人は「オエッ」となります。これさえ解決できれば最高のお店だと思います。残念でなりません。

 大喜 食べログ3.69

住所:東京都文京区湯島3−47−2白木ビル1階

[平日]
11:00〜15:00(LO)
17:30〜22:00(LO)
[土曜日]
11:00〜15:00(LO)
17:30〜21:00(LO)
[日曜日]
11:00〜16:00頃まで
[祝祭日]
11:00〜20:00頃まで(材料なくなり次第終了)

写真・文:黒幕

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