【金曜】東上野グルメ 化学的な味の中華屋……

2015.01.23 / 連載

復活! 東上野グルメ第8回 恵園

お疲れさまでございます。辛口コメントが信条の編集部・黒幕でございます。

実は12月から禁煙をしておりまして、5週間目に入りました。特に、イライラすることもなくノースモーキングライフは順調です。最近は味覚が鋭敏になり、甘いものはより甘く、辛いものはより辛く感じるようになりました。そして、マズいものは、よりマズく・・・。

今回紹介するのは、上野駅の中でもっとも利用者の少ない入谷口から徒歩30秒の「恵園」でございます。

編集部から徒歩2〜3分ということもあり、タバコを吸いまくっていた頃によく行っていたので、ふと思い出して行ってみることにしました。味付けが濃くて、ご飯食べ放題がウリの中華屋でございます。まさに肉体労働者のための店とも言えます。ランチは6種類の定食の中から選ぶようになっており、今回は「牛肉のコショウ炒め」(850円)を注文しました。

待つこと5分。「オマチドーサン」と日本語がほとんど話せない中国人らしい女性が運んできてくれました。まずはスープを一口。「あれ? こんな味だっけ?」と思いながら、牛肉のコショウ炒めに箸を伸ばすと、ビックリ。激マズなのでございます。ただでさえ濃い味なのに、化学調味料のトゲトゲした感が足されているのです。肉はそこそこ柔らかいのですが、味がいけません。化学の味。実験の味でございます。一体、何をどのくらい入れたらあんなにトゲトゲするのか、聞いてみたいくらい。「コショウ炒め」なのに、コショウの風味はいっさいなく、化学の味しかしないのでございます。化学調味料の濃縮原液をそのままぶっかけたような、六角形の化学構造式が頭をもたげる味でございました。

仕方なく、水を飲んで雑誌を読んでいたら「コレイイカ?」と店員の女性が片付けに現れました。もう、言葉もございません。

「二度と来ねえよ、バカヤロー」と心に決めた、厳寒の年明けでございました。

恵園:食べログ2.99(東上野なのでマイナス1点を推奨)

東京都台東区上野7-7-5

【ランチ】11:00~17:00
【ディナー】17:00~23:00(L.O22:30)

ランチ営業、日曜営業

文・写真/編集部黒幕

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