【金曜】上野の老舗とろけるハヤシライス

2014.09.19 / 連載

展示会ついでに寄ってみたい上野グルメ第21回「黒船亭」

読者の皆様日々の業務お疲れ様です。夏も過ぎ去り秋の気配が強まってきた今日この頃。いかがお過ごしでしょうか。朝晩は関東でも肌寒くなってきました。季節の変わり目は体調を崩しやすいと聞きます。そういう時こそ、美味しいものを食べてしっかりと体調を整えましょう。今週は、ぜひ一度は行ってみたいと切望していた上野の名門洋食店「黒船亭」を紹介いたします。

同店は、京成上野駅正面入り口を出て左に歩き徒歩3分。中央通りと不忍通りの交差点にあります。明治35年に初代の須賀惣吉がはじめた料亭「鳥鍋」が起源で、大正時代には「カフェ菊屋」としてお酒やオードブル、ハヤシライスを提供するお店としてリニューアルしました。関東大震災や第二次世界大戦で建物消失という災難を乗り越えて、戦後に同地にビルを建てて4Fに黒船亭の前身となる「レストランキクヤ」をオープン。その後、昭和61年に三代目の須賀光一がレストランキクヤを「洋食 黒船亭」としてリニューアルオープンさせたそうです。

今回注文したのは、同店の看板メニューである「スペシャルハヤシライス」(2380円)とポークカツサンド(1570円)です。かなり値のはる料理ですが、食べログで高得点3.53をキープする名店の料理。たまには贅沢しましょう。

スペシャルハヤシライスは、通常のハヤシライス(1570円)に特選和牛が加えられています。一週間以上かけてつくる特製のデミグラスソースがベースで、とても濃厚でじっくり煮込んでいるのがよくわかります。ソースは甘みがあり濃厚です。お肉は特選和牛なので、とても柔らかくてジューシー。ソースがじっくり染み込んでいて口の中でとろけます。大盛りで100円プラスしましたが、とても足りません。思わず「おかわり」と言いそうになりました。

続いて注文したのは「ポークカツサンド」。ボリューム満点で、備え付けのオリーブの実がアクセントとなって止まらない美味しさです。2品食べてお腹いっぱい。お会計は4050円でした。

静かな店内で落ち着きのある雰囲気の中、贅沢なランチ(ディナーも可)を楽しみたいという方はぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

文責:旧ペコペコ侍

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