【金曜】フォアグラと蕎麦のコラボを試す

2014.08.15 / 連載

展示会ついでに寄ってみたい上野グルメ第16回 喜乃字屋

読者の皆様日々の業務お疲れ様です。暑さを吹き飛ばすために、辛いカレー、うなぎ、1kgハンバーグなど紹介してきましたが「普通の人は暑い日にそんなものばかり食べられない。もっとさっぱりしたものを紹介して」とのご意見を頂戴したので、今回は「おそば」を食べに行って参りました。ただし、普通の日本そばじゃ物足りないので、「フォアグラエスプーマもり」という変わり種メニューの上野「喜乃字屋」を紹介したいと思います。

「喜乃字屋」は、〝クールな生打ちそば、粋な角打ちワイン〟をコンセプトに伝統と革新の共存を目指しているおそば屋さん、らしいです。JR上野駅不忍口から徒歩1分の「上野の森さくらテラス1F」にあります。

「伝統と革新を共存させた」という同店では変わり種メニューが多く、普通のもりそばや冷やかけそばなどに加えて、今回紹介する「フォアグラエスプーマもり」(980円)をはじめ、「ハラペーニョ冷やかけ」(780円)「めれんげとろろ蕎麦」(780円)などのメニューがあります。おそばは北海道産のキタワセソバを石臼で挽いており、蕎麦粉100%で、つなぎを一切使用しないこだわりを持っているようです。が、ぶっちゃけ、私のようなブタ野郎にはそのへんのこだわりが分かるかどうか。

で、今回注文したのは変わり種メニューの中で一番人気を誇る「フォアグラエスプーマもり」と「かき揚げの天ぷら」(170円)。「エスプーマ」とは食材をムース状にする調理法で、スペインの伝説的レストラン「エル・ブリ」の料理長が開発したもの。亜酸化窒素をつかった科学的な方法として近年注目されているそうです。「エスプーマもり」は、おそばのつけ汁にフォアグラをエスプーマした濃厚なムースが加えられている料理となります。ぱっと見た限りはつけ汁にマヨネーズがかかっているように見えますが、それがフォアグラのエスプーマです。さっそくおそばをつけて食べてみますと、フォアグラの味はあまりしません。と言ってもフォアグラをそんなに頻繁に食べているわけではないので、自信はありませんが、結婚式で食べるようなフォアグラのソテーのような味はしませんでした。しかし、非常に濃厚な味であることは間違いなく、自分好みです。さっぱりしたおそばと濃厚なつけ汁はなかなか。お好みで山椒を振りかけて食べて下さい。天ぷらは「かき揚げ」をチョイスしました。こちらはごま油の風味が強く匂いは良いのですがちょっと固いかもしれません。スナック菓子のような食感でエスプーマのつけ汁につけると美味しかったです。さっぱりの中にこってりを求めたいという欲張りな人は、一度同店に足を運んでみてはいかがでしょうか?

文責:旧ペコペコ侍

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